アステラス税理士事務所

相談事例

• • 相続全般/
  • 遺産分割/
  • その他

  申告期限まで残り２ヶ月もなかった案件

  相談内容

  司法書士から紹介されたときには、申告期限まで２ヶ月を切っていただけではなく、被相続人に配偶者・子供がいなく、相続人になったのは兄弟姉妹や甥姪で、人数も多かった。かつ、資料収集をした代表相続人はご高齢だったため、資料収集に一苦労だった。

  解決

  案件が来たときには、司法書士が戸籍等は取得していたが、名寄帳や残高証明書などその他の資料を入手していなかったので、急いで取得して貰った。
  その間、被相続人のご自宅へ伺い、通帳や過去の確定申告書などの書類を預かり、申告作業を進めていった。
  また、不動産賃貸業も行っていたので、管理不動産会社と連携し契約書や未収入の家賃の有無を確認していった。
  遠方や歩行が困難な相続人がいたため、全ての相続人が集まることが難しかったので、電話対応やご自宅へ訪問するなどして、遺産分割証明書に署名・押印をいただいた。
  なお、時間がなかったため、遺産分割協議書ではなく、遺産分割証明書で行った。

  ポイント

  代表相続人がご高齢ということもあり、用語を理解できなかったり、年金事務所や役所での手続きでスムーズに行えなかったため、一緒に付いて行った。
  時間があるときは、代表相続人に必要書類を説明しますが、それだと依頼したものと違う書類を提出してくることもあるため、今回は、ご自宅にある書類を全て見させていただき、その中から必要書類をピックアップしました。
  必要書類さえあれば、作業は早い方なので、どうにか期限内に提出することができました。
  なお、今までは相続税申告書は紙ベースで提出していましたが、確定申告と同様に電子申告で行っています。