喪中に暑中・残暑見舞いが来たら?故人あてだったらどうする?【文例付き】
喪中の方に暑中見舞いや残暑見舞いは出してはいけないのでしょうか。
もし、自分自身が喪中だった場合、暑中見舞いや残暑見舞いが届いたらどうしたらいいでしょうか。
返事は書くべきなのか、どんなことを書いたらいいのでしょうか?
この記事では暑中・残暑見舞いの考え方や対処方法をご紹介します。
目次
喪中の方に暑中見舞いや残暑見舞いを出してはいけない?
暑中見舞いや残暑見舞いは、季節ごとの相手への気遣いや近況報告を兼ねた挨拶状ですので、喪中にお送りしても問題ありません。
49日が過ぎていないときは出すのはやめたほうがよいでしょう。
ただ、無理に出さなくてもよいものなので先方の負担にならないよう控えてもよいでしょう。
なお、暑中見舞いと残暑見舞いを1人に対して両方を送るのは先方の負担になるのでやめましょう。喪中でない方に対しても考え方は同じです。
喪中はいつまで?
喪中の期間がいつまでかということについては、特に決まりはありませんが、一般的には一周忌までを喪中とすることが多いようです。
喪中に暑中見舞いや残暑見舞いが届いたら返事していい?
喪中に暑中見舞いや残暑見舞いを受け取った場合に返事をしても問題ありません。
返事は、自分が落ち着いてからでもよいですし、11月から12月上旬頃に喪中のはがきをお出しするのでもよいでしょう。文例は後述します。
故人あてに届いたときはどうする?
故人あてに届いた場合は、本人が亡くなったことをお知らせして暑中・残暑見舞いのお礼を述べるとよいでしょう。文例は後述します。
2024年の暑中・残暑見舞いの期間
一般的には以下の時期とされています。
暑中見舞いを出す期間
小暑(2024年は7月6日)から立秋の前日(2024年は8月6日)まで
残暑見舞いを出す期間
「立秋(2024年は8月7日)」から8月末頃まで
暑中見舞い、残暑見舞いを送るときの文例
喪中の知り合いの方に季節の挨拶をして少しでも気持ちを和らげてあげたいと思う方もいるでしょう。
そのような場合の文例をご紹介します。
暑中(残暑)お見舞い申し上げます
暑い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか
〇〇様がご逝去され、ご家族の皆様のご心中お察し申し上げます
秋風を感じる頃はまだ少し先になりそうですが、どうかご自愛の上お過ごしください
注意点
はがきの絵柄などは派手なものは避け、シンプルなものにしましょう。年賀状と同様、句読点を付けません。
喪中の方にお送りしたときに、先方から返事が来なくても過度に心配しすぎないようにしましょう。
暑中見舞いや残暑見舞いが届いたときの返信の文例
頂いたことに対してのお礼として書くとよいでしょう。年賀状と同様、句読点を付けません。
暑中(残暑)お見舞い申し上げます
ご丁寧な夏のご挨拶をいただきありがとうございました
故〇〇の葬儀にはご会葬(通夜はご参列)下さり謹んでお礼申し上げます
厳しい暑さの折ですが、どうぞお身体に気をつけてお過ごしください
令和〇年〇月
故人あてに届いたときの返信の文例
暑中(残暑)お見舞い申し上げます
ご丁寧に、夏のご挨拶をいただきありがとうございました
〇〇は去る〇月〇日に他界いたしました
生前のご厚情に深く御礼申し上げますとともに、謹んでお知らせ申し上げます
暑さの厳しい折ですが、どうぞお身体に気をつけてお過ごしください
令和〇年〇月
暑中見舞い、残暑見舞いの意味や由来
お盆に里帰りした際にご先祖様にお供え物をした風習があり、江戸時代には、この風習がお世話になっている方への贈答へと変化し、遠方へは飛脚を使って届けました。これが明治時代になると、遠方への手紙や届け物をするときの手段が飛脚から郵便となり、挨拶状へ簡素化されてゆき、暑中見舞いとして定着したといわれています。
なお、物を届ける贈答は「お中元」として今も残っています。
まとめ
親しい人が亡くなると、葬儀などの供養や、故人の身の回りの整理以外にもすることがたくさんあります。
特に専門的な相続手続きは、期限があるものなどもあるため、専門家にまかせてしまうのも一つの手です。
「いい相続」では、相続に強い専門家をご紹介していますので、お気軽にお問い合わせください。
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