行政書士に依頼できる相続手続きはどんなものがある？

行政書士へ依頼できる主な相続手続きは、遺言書作成のサポート、遺産分割協議書の作成、有価証券、預貯金、自動車の名義変更などの各種手続き、相続人や相続財産の調査、財産目録の作成などです。遺言書作成のサポート、遺言の執行遺産分割協議書の作成相続手続き（有価証券、預貯金、自動車の名義変更など）相続財産調査、財産目録の作成ただし、相続登記は司法書士、他の相続人との交渉やトラブルの相談は弁護士に依頼することになります。＼相続のことなら「いい相続」にご相談ください／ ◎ Webで無料相談する ※お電話での相談は 0120-992-430 まで

行政書士への費用相場の目安はどのくらい？

いい相続でご紹介した行政書士に出生から現在までの戸籍収集を1名分依頼した場合の費用は11,000円、3名分依頼した場合27,500円。遺産分割協議書の作成は88,000円（一般的なケースの場合の目安※税込み）。他の士業に比べ、行政書士は比較的安価です。＼相続のことなら「いい相続」にご相談ください／ ◎ Webで無料相談する ※お電話での相談は 0120-992-430 まで

遺産分割

【事例】遺産分割協議終了後に把握していない財産が見つかりました。遺産分割協議のやり直しはできますか？（49歳女性遺産4,900万円）【行政書士執筆】更新日: 2023年2月16日

記事についての注意事項

本記事の内容は、原則、記事執筆日（2022年5月16日）時点の法令・制度等に基づき作成されています。最新の法令等につきましては、弁護士や司法書士、行政書士、税理士などの専門家等にご確認ください。なお、万が一記事により損害が生じた場合、弊社は一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。

遺産分割

「いい相続」や提携する専門家に寄せられた相続相談をもとに、その解決策を専門家が解説するケーススタディ集「相続のプロが解説！みんなの相続事例集」シリーズ。

今回は、遺産分割協議の終了後に発覚した遺産の相続について、49歳女性の方からの相談事例をご紹介します。

解説は、あいら行政書士坂元勝事務所の行政書士・坂元勝さんです。

遺産分割協議後に、把握してなかった財産がありました
はじめに
アドバイス1　相続人全員の同意があれば、遺産分割協議のやり直しはできる
アドバイス2　遺産分割協議のやり直しができないことも
アドバイス3　相続税申告の必要があるかを改めて確認する
相続についてのご相談は「いい相続」へ

この記事を書いた人

姶良・霧島行政書士法人坂元　勝

鹿児島県内全域より遺産分割協議書作成などの相続手続や遺言書作成のご相談を受けております。

県外の方も電話・LINE・郵送等でお手続きは可能となっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

▶姶良・霧島行政書士法人

遺産分割協議後に、把握してなかった財産がありました

相談内容

先日父が亡くなり、遺産分割協議を終えたところです。しかし父の遺品を整理していたところ、貸金庫から把握していなかった預金通帳がでてきました。金額にすると900万円くらいあります。遺産分割協議はやり直せますか？900万円は子ども3人で分けたいと思っています。

プロフィール：49歳女性
お住まい：鳥取県
相続人：母、長男、長女（相談者本人）、次男の4名
被相続人：父

総額4,900万円

財産の内訳	内　容	評価額
不動産	自宅戸建て（土地・家屋）土地150㎡母が居住	2,000万円
預貯金		1,500万円
預貯金	貸金庫より発見	900万円
生命保険	契約者・被保険者：父受取人：母	500万円

※プライバシー保護のため、ご住所・年齢・財産状況などは一部架空のものです。

相関図

はじめに

ここでは、遺産分割協議のやり直しができるケースと、できないケースについてご案内致します。

アドバイス1　相続人全員の同意があれば、遺産分割協議のやり直しはできる

まずは、相続人全員の合意があれば、先に決まった遺産分割協議内容を破棄して新しい遺産分割協議として合意する事は可能です。

また、先に決まった遺産分割協議書内で、例えば「本協議書に記載のない遺産が後日発見された場合は、相続人全員がその財産について再度協議を行うこととする。」というような文言が入っていた場合は、新しく見つかった財産のみを対象に二度目の遺産分割協議を行うということも可能です。

アドバイス2　遺産分割協議のやり直しができないことも

次に遺産分割協議ができないケースについて、ご紹介します。

これらとは逆に、新たな協議内容に相続人全員の同意を得られない場合や、先に決まった遺産分割協議書内で、例えば「本協議書に記載のない遺産が後日発見された場合は、相続花子が相続する。」等の文言があれば、それと異なる分割を希望する場合は、新たに作成する遺産分割協議書において、遺産分割協議内容を新たに作り変えて相続人全員で再度合意を交わす必要があります。