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父の相続で後悔した私が、母の遺言書づくりを手伝って気づいたこと【お客様インタビュー】

「いい相続(姉妹サイト:e行政書士、e税理士等を含む)」をご利用いただいた方へのインタビュー。
お母様の遺言書を作るサポートをされたご相談者様(埼玉県/50代女性)
どのようなご事情があったのかをお話しいただきました。
目次 [隠す]
「父の土地は私に」と言われていたけれど、姪とトラブルに
昨年、父が亡くなりました。相続人は母と私、それから、すでに亡くなった姉の子ども(私の姪)2人です。
父は生前、「この土地はお前に渡すから」と私に言ってくれていたので、私も母も当然そのつもりで話を進めようとしたんです。でも、いざ姪たちと話をしたら「ちょっと…それは値段次第かな」と言われてしまって。
正直、父も私も「姪たちは分かってくれるだろう」と思っていたので、遺言書は作ってなかったんですけど、やっぱりお金が絡むと人って変わるんだなって…すごく実感しました。母もとてもがっかりしていました。
「私もちゃんと遺言書を書いておこうかな」と母から言い出してくれた
そんなことがあったからこそ、母は「私はちゃんと遺言書を書いておくわ」と言い出しました。それで、ネットで調べてみたら「いい相続」さんのサイトが出てきて、電話してみたんです。
最初の対応がとても丁寧で「ここなら大丈夫そう」と思える安心感がありました。ご紹介いただいた行政書士北濵直樹事務所からも、すぐに連絡が来ましたし、面談も1週間以内には実現しました。私の限られた日程の中の都合に合わせてくださったのもありがたかったです。
丁寧な面談で不安解消
面談は母の自宅で、私も一緒に同席しました。北濵先生はとても穏やかで、話しやすい雰囲気の方。母の不安にも一つひとつ丁寧に答えてくれて、「この先生ならお願いしたいな」とすぐに思いました。
また、父の不動産に「抵当権が残っている」と教えていただいたのもありがたかったです。そんなこと、私たちでは全然気づけなかったので。
遺言書の内容については、何度か先生に来ていただいて話を詰めました。途中で、母の気持ちが少し変わったことがありました。ちょうど父の一周忌のタイミングで、姪たちが仏壇に手を合わせに来てくれて、その姿を見て母の気持ちが柔らいだように見えました。私自身も落ち着いて考えてみると、やはり誰だってお金は欲しいものだろうと思ったので、「遺留分だけでなく、もう少し渡そうよ」と、母に提案しました。それで、内容を変更することになったのですが、先生は嫌な顔ひとつせず、「納得がいくまで何度でも変更しても大丈夫ですよ」と対応してくださり、本当にありがたかったです。
遺言書を書かなくても「大丈夫」ではなかった
父の相続で母が遺言書を作ることになったわけですが、実は父が生前に「遺言書を書こうか」と言ったときもありました。その時は私も「たぶん揉めないから大丈夫だよ」と返してしまったのですが、今思えば、それが一番の間違いだったと思います。
父が「土地は私に」と思っていたことは姪たちにも伝わっていたはずだ、とどこかで思い込んでいたんですが、実際に相続となったときに「そんなの聞いてない」「どこかに遺言書があるんじゃないか」と、父の遺品を探しまわるほどだったそうです。
その行動を聞いたとき、信じてもらえてなかったことにかなりのショックを受けました。母がしっかり話をしてくれたおかげで、なんとか姪たちも納得してくれましたけど。
遺言書の作成を通じて感じたこと
現在、母の遺言書はほぼ完成しているので、来週に行政書士さんと一緒に最終確認をして、公証人役場に行く予定です。姪たちには遺言書の存在を伝えていませんので、母が万が一の際には、私が主導して対応することになります。
今回の経験で、相続がこんなに大変だとは思ってもいませんでした。自分でいろいろ調べて、法務局や市役所にも足を運び、書類を集めて…かなりの労力でした。
法務局では最初に対応してくれた方から「普通は専門家に頼むものですよ」というようなことを言われたときは、正直一人では無理かもしれないと落ち込みました。でもその後に対応してくれた人は親切に教えてくれたので、最終的にはなんとか自分でやりきることができました。
同じように悩んでいる方へのメッセージ
両親が元気なうちって、「遺言書を書いて」なんてなかなか言い出しづらいですよね。私もそうでした。親に「自分の死を待ってる」と思われたら嫌だな、と思っていたからです。
でも、今回の経験で「やっぱり書いてもらったほうがいい」と心から思いました。どんなに仲が良くても、お金の話になると人の本音が出てくるものです。
どう切り出せばいいか迷ったら、「知り合いの家で相続でもめたらしいよ」みたいな世間話から切り出すのも一つの方法だと思います。遺言書は、残された家族が困らないようにするための大事な準備なんだなって、そう思います。
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