相続経験者に聞いた【愛知県】の相続とは│実際に行った手続きや情報収集方法を大公開！
愛知県の相続の傾向
- 相続財産の総額は5,000万円～2億円の範囲でも愛知県は全体を上回っている
- 手続きにかかった期間は3か月～6か月未満が最も多く35.66%
- 10万円以上～20万円未満が最も多く21.62%
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相続にまつわる課題は世代や地域によって大きく異なります。しかし、実際はどのように異なるのかわからないですよね。お金や相続の話はしづらいという場合もあるでしょう。
本アンケートでは、相続手続きを経験した人に、具体的な手続き内容や大変だったことなどを尋ねました。この記事では特に愛知県にお住まいで相続手続きをおこなった方についてピックアップしています。
相続準備や家族との話し合いに役立つ内容になっています。是非参考にしてください。
相続財産の総額・内訳
愛知県に住む人の相続では相続財産の総額が1,000万円以上～2,000万円未満が最多で、29.23%となりました。
次いで2,000万円以上～3,000万円未満が14.62%、1,000万円未満が9.23%、5,000万円以上～8,000万円未満が10.00%、1億円以上～2億円未満と1,000万円未満が同じく9.23%です。
2,000万円以上～3,000万円未満が8.46%、8,000万円以上～1億円未満が6.92%となりました。4,000万円以上～5,000万円未満は5.38%、2億円以上は最も少なく0.77%でした。
全体と比較すると3,000万円以上～4,000万円未満が他エリアと比べて差があり、5,000万円～2億円の範囲でも愛知県は全体を上回っていることがわかりました。愛知県に住む人の相続では相続財産総額は多めになるケースが多いようです。
相続財産の内訳
愛知県の相続の相続財産内訳は土地・建物が35.69%で最多、次に現金・預貯金が33.22%でした。全体と比べて土地・建物がやや多く現金・預貯金がやや低かったようです。
それに続き生命保険が12.72%、有価証券・投資信託など金融商品が7.42%、自動車が3.18%、山林・農地が5.30%となりました。
電子マネーは1.06%、仮装通貨は0.35%とごく少数であり、相続財産に含まれることは少ないようです。
現金・預貯金と土地・建物はどちらも3割を超えており、主要な相続財産であることが読み取れます。
土地・建物を相続した場合は、相続登記の手続きが必要です。相続登記は相続して3年以内に手続きすることが義務付けられているため、速やかに手続きをおこないましょう。
相続登記については「相続登記の手続きと必要書類、放置した場合のリスクまで徹底解説【司法書士監修】」を参考にしてください。
相続人の人数と被相続人との続柄
愛知県の相続では、相続人2人が36.92%と最も多く、次いで3人が33.85%、4人が13.08%、1人が8.46%、5人以上が7.69%となりました。
相続人3人と2人をあわせて70.77％と大部分を占めることから、愛知県の相続において相続人は2～3人が一般的だと言えます。
被相続人から見た相続人との続柄
愛知県の相続について、被相続人（亡くなった人）から見た相続人との続柄は、子が半分以上を占め55.31%でした。
次いで配偶者が18.99%、兄弟・姉妹が11.17%、父・母が6.15%となりました。
少ないものとしては孫が4.47%、甥・姪が2.79%、いとこが0.56%となりました。孫、甥・姪、いとこが相続人となるケースは少ないことがわかります。
手続きにかかった期間
手続きにかかった期間は3か月～6か月未満が最も多く35.66%でした。次いで3か月未満が27.91%、6か月～9か月未満が15.50%、9か月～1年未満が8.53%となりました。
したがって1年未満で相続手続きが終わる場合が全体の８７．６%と、1年かからず手続きが完了する場合が多いようです。
その一方、1年～1年半未満が6.20%、1年半～2年未満が2.33%と少数ではあるものの手続きが長期間にわたる場合も見られます。
相続税申告や相続登記など、手続きに期限が設けられているものもあるため、早めに終わらせるようにしましょう。
専門家依頼の有無や報酬額
相続手続きで依頼した専門家は司法書士が最も多く28.00%でした。次いで税理士が19.33%、行政書士が10.67%、弁護士が5.33%となりました。
その一方、専門家に依頼していない割合は36.67%でした。したがって愛知県の6割以上が専門家に相続手続きを依頼したと言えます。
専門家に依頼した内容
実際に専門家に依頼した相続手続きの内容としては、相続登記が最も多く18.14%でした。次いで遺産分割協議書の作成が14.16%、相続税申告が11.06%、相続財産目録の作成が10.18%と続きました。
専門家に手続きを依頼する理由として、相続登記や相続税申告など自分でやるには手続きが難しいことが挙げられます。特に相続税申告は相続税の計算を正確に行わなければならず、控除なども含めて計算しなければなりません。一般の人には難しいことが多いでしょう。
全体と比較すると遺産分割協議書の作成と相続税申告を専門家に依頼する人の割合が高く、また遺言書の検認を頼んだ人も多いようです。
専門家に支払った金額
専門家に支払った金額のアンケートでは、10万円以上～20万円未満が最も多く21.62%でした。
また、次に多いのが20万円以上～30万円未満の18.92%、40万円以上～50万円未満が16.22%と高額なものが続きました。
また100万円以上が10.81%で、これは相続税申告の支払により高額になった思われます。相続税申告の専門家報酬は遺産額に応じて設定される場合が多いからです。
また手続きによって依頼する専門家が異なります。銀行解約や戸籍収集、遺産分割協議書の作成などは行政書士、司法書士に依頼することができます。相続登記は司法書士のみ対応でき、相続税申告は税理士に依頼します。
どの専門家に相談すれば良いかわからない場合、いい相続にお問い合わせください。いい相続では相続専門スタッフがお客様のお話を聞き、相続に強い適任の専門家を紹介しています。
専門家の選び方や費用については「遺産分割協議書の作成は誰に頼むのが良い？費用はどのくらい？【行政書士監修】」を参考にしてください。
情報収集の方法
相続手続きに関する情報収集でもっとも役に立ったものとしては、司法書士事務所が最も多く15.50%でした。
次に多いものがインターネット検索と税理士事務所で13.95%、行政書士事務所と市区町村の窓口が6.20%でした。
その他には法務局と家族・親戚が5.43%となりました。
愛知県に住む人の相続で大変だったこと
愛知県の相続で大変だったことという質問では、「必要な書類が多い」が20.37%と最多となりました。また「時間がかかる」が16.67%、「情報収集」が14.81%と続きます。「手続き先が複数」が12.59%となりいろいろと苦労したようです。
このことから相続手続きには多くの書類が必要となり、手続きに時間がかかることがわかります。前述より、あらゆる情報媒体から相続の情報収集をおこなったこともわかります。
実際、相続手続きには被相続人の生まれてから亡くなるまでの戸籍や印鑑証明書、住民票など多くの書類が必要となります。役所に訪れないと取得できないものもあり、仕事で取りに行く時間がない人も多いでしょう。
平日に時間の取れない人や手続きに不慣れな人は、専門家に依頼することで戸籍収集や銀行解約を代行してもらえます。
戸籍収集については「死亡した人の戸籍謄本（戸籍全部事項証明書）の取り方、出生から死亡までのすべてを取り寄せる方法【行政書士監修】」を参考にしてください。
まとめ
相続手続きの進め方や相続財産の内訳など、手続きをおこなう方のお住まいの地域によっても違いが見られます。
今回は愛知県の相続について解説しました。約6割が相続手続きを専門家に依頼しており、専門家に支払った金額が50万円以上となったケースも多くありました。
また愛知県の人の相続の情報収集は司法書士事務所、税理士事務所、インターネット検索などが役に立ったようです。
相続手続きをスムーズに進めるためには、それぞれの状況に応じた対策が必要となります。
いい相続ではお近くの専門家との無料相談をご案内することが可能です。相続手続きでお困りの方はお気軽にご相談ください。
▼実際に「いい相続」を利用して、行政書士に相続手続きを依頼した方のインタビューはこちら
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