大和証券の相続手続き|故人の口座の名義変更や解約、残高証明書の発行
亡くなった家族が証券口座をもっていた場合、普通預金と同様に相続手続きが必要です。
大和証券における相続手続きはおおむね以下のような流れですすみます。
- 死亡届を役所に提出
- 通帳、キャッシュカードを確認
- 口座名義人が亡くなったことを銀行に連絡
- 必要書類の提出
- 払戻し(解約等)
この記事では大和証券の故人の口座の名義変更や解約などの相続手続きについて説明していきます。
大和証券の預金の相続手続き方法
故人(被相続人)が証券口座をもっていた場合、相続人は被相続人と同じ証券口座を作ることになります。そして被相続人の株式や投資信託を移管します。
大和証券の相続手続きの流れについては、以下のとおりです。
ステップ1 大和証券へ連絡
相続が発生したことを大和証券に伝える必要があります。大和証券の本店・支店またはコンタクトセンターへ連絡してください。コンタクトセンターは平日8時から18時まで(土日祝・年末年始を除く)営業しています。
大和証券の口座番号がわかる場合は、取扱番号(3桁)・口座番号を(6桁)をオペレーターに伝えてください。
ステップ2 必要書類の準備
大和証券の相続手続きの必要書類は、大きく分けて『証明書類』と『大和証券所定の書類』の2種類があります。必要となる書類は「遺言書、遺産分割協議書の有無」「故人のお申込内容」などにより異なります。
書類は原本を提出します。その後、原本を必要とされる場合、申し出をしておけば返却されます。戸籍(除籍)謄本および法定相続情報一覧図については、コピーの提出が可能です。
遺言書がある場合
- 遺言書
- 検認調書(公正証書遺言以外の場合)
- 戸籍(除籍)謄本またはその他の書類(故人の死亡が確認できるもの)※法定相続情報一覧図でも可
- 印鑑証明書
- 大和証券所定の書類
遺産分割協議書がある場合
遺言書、遺産分割協議書がない場合
- 戸籍謄本(法定相続人全員分)※法定相続情報一覧図でも可
- 戸籍(除籍)謄本(故人の出生から死亡まで)※法定相続情報一覧図でも可
- 印鑑証明書(法定相続人全員分)
- 大和証券所定の書類
ステップ3 必要書類の提出
戸籍謄本などの必要書類を揃えたら提出します。記入漏れや書類の不備がないか、きちんと確認しておきましょう。
ステップ4 移管の手続き
必要書類の提出後、大和証券が内容や書類を確認します。その後、故人の口座の資産を相続人に移管する手続きをおこないます。
移管の手続きは通常、3日~2週間程度かかります(資産の内容によっても前後します)。
ステップ5 手続き完了
移管の手続きが完了したら、大和証券所定の書類の記入・提出をおこないます。
▼何をすればいいか迷っているなら、今すぐ調べましょう▼大和証券の残高証明書の発行方法
残高証明を発行するときには、取引店に出向いて手続きをします。
手続きに持参するものは以下の通りです。
- 手数料1,000円前後/通
- 被相続人の取引内容がわかるもの(通帳・キャッシュカード・証書など)
- 申請者の実印と印鑑証明書(発行後6ヵ月以内)
- 被相続人が亡くなったことが確認できる戸籍謄本など
- 申請者が相続人であることを証明できる書類
残高証明書は、手続き後、約1週間~10日ほどで郵送されます。
FXの残高は含まれません。米国株の保有残高が記載された帳票を希望する場合は「米国株残高証明書」を請求します。
未払利息(既経過利息)の証明が必要なときは、合わせて依頼することが可能です。
大和証券の概要
大和証券は、大和証券グループ本社傘下にある証券会社です。野村證券(野村HD)、SMBC日興証券(SMFG)、みずほ証券(みずほFG)、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUFG)とともに、日本の総合証券会社大手5社の1角を担っています。
大和証券は全国47都道府県に180店以上のお店をもちます。その一方、オンライントレードやコンタクトセンターなど、顧客への万全なサポートで質の高いサービスを提供しています。
顧客のさまざまなニーズに応えるため、豊富なラインナップを取り揃えています。国内外の株式や債権・投資信託などに加え、「ダイワFX」「ダイワ365FX」などの独自のサービスが特徴です。
▼銀行口座の相続手続きは行政書士に依頼しましょう▼この記事のポイントとまとめ
大和証券の手続きについて説明しました。最後にこの記事のポイントをまとめます。
大和証券での相続手続きをするときは、まず、故人がどこの支店に口座をもっているのかを調べ明らかにする必要があります。手続きは、遺言書がある場合、相続人が複数いる場合などで異なるため、自分の場合はどのような手続きが必要なのかを聞き、戸籍謄本をはじめとした必要書類を集めます。提出後、書類に不備がなければ2週間程度で完了しますが、不備があった場合は長引く可能性があるので余裕をもって手続きをしましょう。
大和証券での相続手続きは戸籍謄本などの書類が必要となり、書類に不備があればそれだけ回数は増えます。
法定相続人全員分提出しなければいけないものも多いので、意外と手間がかかると思う人もいるでしょう。
また戸籍謄本などは役所があいている平日しか取得できず、手続きをされる方が会社勤めの場合は平日に時間をとるのは大変な方もいらっしゃるでしょう。
なかなか時間が取れないという方は、行政書士などの専門家に手続きを依頼してみてはいかがでしょうか。
いい相続ではお近くの専門家との初回無料面談をご案内しておりますので、お電話またはメールフォームよりお気軽にお問い合わせください。
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