相談内容
推定相続人は、兄弟姉妹やその子ども等合わせて最低15名以上とかなり多かったため、通常の相続では相続人同士の話し合いがまとまりにくく複雑になることは容易に想定され、遺言書で確定させておく必要性は非常に高かった。
私もこういったケースは初めてだったものの、学習で得ていた知識や六法を参考にし、「死亡危急者遺言」という特別の遺言書で可能だろうと判断した。これは地方の県では年間1件あるかないか程度とも聞くような、非常に珍しいタイプの遺言書だったが、遺言者に死の危険が迫っている状況と聞いて、とにかくやるしかないという感覚だった。